Home » Natural Action Agenda ~行動指針~
お花も、人間も生物として、命がある限り生きる事が出来るわけですが、
私たち人間はその生きるということに、目的を持つことが出来るのです。
何のために生きているのか、その問いに答えをもって生きて行きたいと思うのです。
生きるということは、生きながらえることではないのです。
私たちひとり一人には、「生き方」を自由に考え、
そしてそれぞれの価値観を持って生きる権利が、人間には与えられています。
個々に与えられた、その生き方、価値観はそれぞれ違うかもしれませんが、
しかしすべての人に共通している目的は、「幸せになるため」に生きているといえます。
人は一人では生きていけませんし、幸せにもなれません。
大切なことは、個人としての「死生観」を持つということと、
「人は一人では生きていけない」ということを認識すること、
つまり「人間関係」そのものが生きるということになるのです。
「生きる=人間関係を築く」と言うことです。
では、法人(会社)はどうでしょうか?
法人も個人と同じように「幸せになる」という目的をもって、創業者が意図的に生み出したものです。
ですから創業者がその法人を誕生させた目的、何のためにその会社は必要なのかという、
「存在意義」を社員さんと共有することが重要だと考えます。
すべての会社は、事業活動を通じて、地域社会に貢献し、個々の幸せを実現することです。
個人でも法人でも「幸せのために」が生きる目的となります。
ですから、私生活においても、会社においても、人間関係が重要であり、
法人においては、何のためにこの会社は存在するのか?という、
「事業目的」を共有し「存在意義」を高めていく必要があるのです。
私たち花守花の座は「生命をあつかう仕事」をさせて頂いている事をすべての中心に据えています。
私たち人間と花卉との関わりは「美しさ、みずみずしさ、鮮やかさ、香り、自然、癒し、創造性、
はかなさ、心・気持ち・夢を伝える等」の命の価値観を体現していると思います。
だから私たちは、生まれた時から、喜びの時、励ましの時、お悔やみの時まで、
人生の随所に、花を贈ったり飾ったり、自然と関わりを深く持っているのです。
たった一輪のお花の贈り物だったとしても、そこには贈る人の「気持ち」が何よりもこめられるのです。
これはお花本来のもつ生き物としてのヒーリングパワーに贈る人の気持ちが加わることで生み出されます。
だから、私たちは、お花を「もの」として扱っていません。
私達はこのお花の力を誰よりも理解し、引き立たせること、
そしてお客様の人生の一コマを、豊かに出来るようなストーリーを演出することが大切なのです。
言い換えれば私たちの取り扱うのはお花ではなく「心」だと考えることが出来ます。
お花の力を引き立たせ、私たちの技術、知識をプラスすることで、
お客様の人生の一コマ、人生のワンシーンを豊かにするストーリーを創造することが、
私たち、花守花の座の目的であり、日常的なワンシーンを夢の実現としてとらえていただけるように、
心豊かになっていただくことが私たちの存在意義です。
「世界で一番お花と笑顔の飛び交う心豊かなまちづくり」
「一つのことを一所懸命にやり続けると、ものになって、何年も繰り返せばもっとすごくなる」
そして、いつかそれが積み重なり、自分の「―つの流れ」となり、
さらに続けることによりある時からその流れに、自分の力以上の特別な才能が生まれます。
自然に流れるまで毎日訓練を繰り返す事です。
一流とは当たり前のことを地道に続けることで生まれる。一つ一つは些細なことでも、
大局的にとらえつつ、毎日続けることで、目に見えない力が宿るのです。
一流とは普段言葉として使っている「上級」とか「特級」というような修飾する意味でなく、
日常の誠実な積み重ねの発展した「生き方」のような言葉として捉えます。
我流ではなく、私たちの考える「基本」を忠実に実行する事です。
私たちの「基本」とは、目的を明確にし、目標を必達することです。
目的とは、ビジョン達成する事。
目標とは目的に向かうための手段です。
ですから「お客さまにどれぐらい喜んでいただけているか?」
という指標として、売上目標を計画します。
しかし売上げと言う数字が、目的ではありません。
売上は、どれくらいお客様へ喜んでいただけたかの証であり、
つまり売上高はお客様からの「喜ばれ高」なのです。
同じく、利益を仕事の「目的」とはしません。
しかし利益をださなければ、報酬もさることながら、お店を継続する事すらできません。
利益をださなければ、結果的にお客様へ喜んで頂く事が出来ないと言う事です。
その為に私たちには、1人1人が主体的な意識を持ち、
仲間と協力して自立した考えに立たなければ、利益は生み出せないのです。
利益をだす事は、私たちの花の座人、フローリストとしての基本です。
各部署や店舗が継続的にお客様へ喜んでいただける場所として自立し、
自らが社会の中で自立するための基本です。
ですから、利益とは「自立高」と言うことになります。
「目標」は、お客様からの評価ポイントです。
目標を達成することは、自分と仲間と会社の「存在意義」です。
売上・利益が落ちてしまう部署および組織がある場合、
それはその部署、お店、および会社がお客
さまのニーズに合った商品やサービスを提供できていないか、
もしくは、ニーズをつくりだす事が出来ていないからです。
ではニーズに応えられていない、創りだせない原因は表面的な理由はいろいろあるでしょうが、
根本的にはその組織と人の体質が「利他志向」「創造思考」ではないからです。
私たちは、行動の基本精神として、
「一流である事」「基本を必達する事」の二つを常に意識し全員経営を目指します。
私たちは、仲間と共に、目的であるビジョンを共有し、
ビジョンに向かうべクトルを合わせるために、共通の価値観を大切にします。
日々の行動や意思決定を行うとき、迷った時、判断の時に
以下の価値基準を体得できるように行動します。
解説
:
「素直な心」を育む事が人間として成長するための根源だと考えます。
そうすれば、自然と人に対してもお花に対しても思いやりをもって行動できる人になります。
解説:
「ありがとう」と「感謝」は事の後に感じたり、伝えたりする事が多い行為ですが、
私たちは、「ありがとうをクリエイトするサンキュークリエイター」として、
何事も先ず初めに、「ありがとうと感謝」を感じ取れる心が必要であり、伝える事を大切にします。
解説:
お花に携わる人として、
私たちは誰よりもお花の本来持っている生物としての可能性を引き出す事が、私たちの役目であると考えます。
お客様の家庭用途やギフト用途でのご利用のシーンを、私たちの知恵と知識と技術を用いて、
お客様のストーリーを演出する事を大切にしています。
お客様の日常的なワンシーンに驚きや感動を創造し、夢を実現できるお店として、
サプライズ、ひと時の楽しさ、やすらぎを提供する事が私たちの使命です。
ハスはどんな汚れた泥沼の中にあっても、そこから大きく茎を伸ばして、
水面の上に起然として
きれいな花を咲かせ、人に楽しみを与えているのです。
(泥沼とは、ねたみ 怒り あざむき 不安 うたがい等うずまく現世のこと)
解説:
私たちは無限の潜在能力を持っているにもかかわらずほんの少ししか使っていません。
大切な事は、変化を恐れずに、“今”に本気で向かい合い、常に挑戦し続け、
自己の能力を最高度に発揮し、磨き、前進します。
体の病と同じように心にも病があり、消極的な感情は、“心のがん”を促進する原因です。
消極的感情を自分の体に宿させないようにします。
消極的感情とは(怒り・悲観・恐れ・憎しみ・恨み・嫉妬)であり、いつの間にか消極的にならぬように、
絶対に口にしない言葉として、(腹が立つ・悲しい・苦しい・まいった・だめだ・できない)である事を予防薬として
私たちは意識し、仲間と気づき合います。
あらゆる生物は、順境の時に衰退し、逆境の時に成長します。
(観葉植物は水をやりすぎると横着になり、根が発達しません。
水をやらずに枯れる限界まで待って、水を与えると、根が水を求めてしっかりと張り、
強い植物が出来る)
私たちは生き物として植物に学ぶべき事が多くあります。
解説
:
私たちが情熱をかけて創りだすものは、お花を通じて、夢と感動を日常の生活に創りだすことであり、
私たちのお店が、地域社会のコミュニティーの場となる事です。
その為には私たち1人1人が、より高い目標、より質の高い成果を明確にし、
具体的に実践していく意志の力を強く持ち続ける事です。
情熱と強い意志は、人から人へと広がるものです。
共に働く仲間の夢やビジョンに日々情熱を感じる事が出来るならば、
一緒に仕事が出来て幸せであり、喜びであると思うのです。
だから仲間も同じ姿勢を取ろうと触発されるのです。
先ずは自分から情熱と強い意志を持ちます。
解説:
限りある事とは、本来私たち1人1人がお花を通じて感じている
「美しさ・みずみずしさ・鮮やかさ・癒やし・はかなさ・心・気持・夢を伝える等」
の「命」であり「時間」であり、「死生観」をしっかりと持つことです。
1人1人が花を通じて感じた力で、成果を生み出す事が、私たちの活動の源となります。
だからこそ、私たちは常に勤勉である事と、
成果を成し遂げるたに努力をする事を絶えず続けていきます。
限りある「命」「時間」「死生観」までを各自が認識し、
私たちの「知恵」を用いて最大の成果を成し遂げる一流の人を目指します。
解説
:
私たちの寛大なビジョンは1人1人の大事として見出しています。
各自の目標達成や、各店の成功を、喜ぶ一方で私たちは、
目先の事の成功で横柄にならぬように、大事を忘れずに、
小さな成功を積み重ね、静かな自信を持ってふるまえるように、謙虚であり続けます。
解説:
この世に生まれて、人生、広無限といえども、
出会える仕事、仲間、そして仕事を通じて学び、
成長する事のできる友は、限りある人数です。
結局、今の仲間とは縁あって出会えたのですから、お互いの成長を大切に考える事が重要だと思うのです。
縁あって人生の大きな部分をご一緒できた人や親兄弟との関係を「結縁」と言うならば、
この縁を大切に育み、共に幸せになろうとする努力を「尊縁」として私たちは大切にします。